SNSIダイビングの講習の特徴を把握しよう

ダイビングの団体には様々な種類がありますが、その中でもダイビングの聖地と知られているイタリアで1994年に設立されたのがSNSIダイビングです。SNSIのカリキュラムの特徴についてしっかりと把握しておくと良いでしょう。まず最初にSNSでは全部で三つのコースが用意されていますが、レクリエーショナルコース、テクニカルコース、プロフェッショナルコースの三つが該当します。レクリエーショナルコースはどのような内容になっているのかと言うと、ダイビング初心者が始める方法、様々な資格を取得するための講座です。テクニカルコースにおいては、よりダイビングの経験や知識を深めたいという場合には特におすすめと言えるでしょう。さらにダイブのガイドを目指す人がより高度なダイビング技術や指導方法を学ぶことができるのが、プロフェッショナルコースです。このように三つのコースが備えられているので、自分にぴったりのコースを選ぶことができるでしょう。

SNSIで取得できる資格としては、まず最初にアドバンスドオープンウォーターダイバーが挙げられます。これは39Mにダイビングをするためのトレーニングと認定を行うコースであり、全部でダイブは5回が必要となります。一番最初に行うことはホバリングや浮力コントロールなどで、2回目にはコンパスの使い方、ナチュラルナビゲーションを組み合わせてダイビングを行います。

三回目にナイトダイビング、そして4回目には39Mの水深で行い、深い水域でのダイビングも体験します。最後にボートとドリフトの基礎スキルを学ぶことで終了となります。すべてのトレーニングを問題なくできるようになれば、アドバンスドオープンウォーターダイバーに認定されることになります。そして酸素サプライヤーと呼ばれるものもありますが、このプログラムは、万が一酸素が切れてしまった時などの対応方法を身につけることが目的に行われるものです。学科とシミュレーションの二つで構成されていて、一般的に使われる酸素ユニットの正しい使い方を身につけることが可能となっています。

そして他のダイバーの緊急の際にどのように対応するべきかを学ぶものがレスキューコースです。自己救助や他人の救助を的確に行うことができるスキルやテクニックを学ぶことが目的です。その他にも緊急時の応急手当、心肺蘇生法などを正しく使えるようにトレーニングを受けることができるコースもあります。最短だと1日で終えることもできるので、是非とも挑戦してみるとよいでしょう。